親愛なる丸亀春日神社の崇敬者のみなさまに、
宮司からお伝えしたことがあります。
以前、「春日神社」が「丸亀春日神社」に改名します、ということをお知らせしました。
それと同時に私は改めて主祭神・天児屋根命を祀る神社としてどうあるべきかを考えました。
天児屋根命は神話において、天照大御神を天岩戸から外に出すために「祝詞」を奏上しました。
そのため祝詞の神とも称えられるわけです。
ここに私は注目しました。
祝詞の語源は一説に「宣(の)り問う」であると言われます。
神に宣言し、神意を問うという意味です。
祝詞は神話の時代から受け継がれている。
つまり祝詞は神の言葉であると言えます。
祝詞を奏上するということは、その中に秘められた神の力が動き出すのではないか。
そのように考え、丸亀春日神社を”神に宣り、神に問ふ社”と定めました。
さらに祝詞を神主が奏上するだけでなく、みなさまにも使っていただきたい。
願いを言葉にして、問うことで神の力に触れる。
その助けができる神社でありたい。
そう思っています。
そこでまず最初に当社として、少しでも天児屋根命の力に近づくため、
神話を元に新たな月次祭の形を考えました。
神話において天照大御神がお隠れになったとき、世の中は闇に包まれました。
そこでお祭りを行い、大御神を岩戸の外に出したことで世界に光を取り戻しました。
この天岩戸神話に近い形を再現するため、来月から月次祭を日の出前に行います。
最初の月次祭は令和4年3月17日午前5:50とします。
当日はライブ配信も行いますので、かなり朝早く難しいとは思いますが、
もしお時間にご都合がつきましたら、遥拝によりご参拝いただけますと幸いです。
今後とも丸亀春日神社を何卒よろしくお願い申し上げます。
宮司
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