祝詞御朱印〜霜月〜
- 春日 神社

- 10月31日
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【祝詞御朱印〜霜月〜】

“二柱立ちて祈り交わし 神人共に靈新まると 恐み恐みも白す”
《現代語訳》
天と地、または神と人、二柱が相対して祈りを交わし、その祈りの中において神も人もその霊が新たに清まり甦ることを、恐れ多くも申し上げます。
【解説】
この祝詞は、11月という月のかたちに込められた意味を映しています。
並び立つ「一」と「一」は、二本の柱、すなわち「二柱(ふたはしら)」を象徴し、神と人、天と地が祈りによってひとつに結ばれる姿を表しています。
霜月は、新嘗祭の月です。天地の恵みに感謝し、神と共に新穀をいただくことで、人はその霊(たま)を新たにし、再び生命の光を宿します。古くから天皇が行う新嘗の儀には、神と一体となり、自らの魂を清め、更新するという意味が込められています。
「神人共に靈新まる」という言葉には、神の御業と人の祈りが響き合い、二柱が調和して新たな命の循環が生まれるという祈りの心が表されています。
全体を通して、この祝詞は、神と人が並び立つ二柱の祈りによって、天地の命が清まり、新たに甦ることを言寿ぐ、霜月の祈りの言葉です。
初穂料は1,000円。 社頭もしくはホームページからご注文いただけます。
今月も宜しくお願い申し上げます。




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