霜月月次祭祝詞


今月の月次祭に奏上しました祝詞の内容を公開いたします。


11月には大きなお祭りがあります。

天皇陛下御自らが執り行うお祭りの一つで、一般的にはその年の新穀の恵みを感謝し、天照大御神にお供えし、共に食す、新嘗祭(にいなめさい)です。


また新嘗祭の意味を一説では、天皇としての霊性を更新するための祭りであるとも言われています。

古来、新嘗祭は旧暦11月の2回目の卯の日に行われていました。この日は冬至に非常に近く、冬至というのは、一年の中で最も日照時間が短い、つまり地上において太陽の力が一番弱くなる日とも置き換えられるわけです。


天皇家の祖先神である天照大御神の力が一番弱くなる時に、その年の新穀を頂き、新たに霊性を更新し、徐々に日の長さが伸びていくとともにその力を増していく。そのための儀式であるという側面があるのです。


そのため今月の祝詞には、その新嘗祭の意義を込めました。

さらにその願いをより強固にするために、天皇としての印である、三種の神器(鏡、玉、剣)を祝詞の中に認めました。


11月23日は、勤労感謝の日という祝日。

そして同時に新嘗祭という祭日であるということも、この機会にぜひ覚えておいて下さい。