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長月月次祭祝詞


今月の月次祭に奏上しました祝詞の内容を公開いたします。


9月と言えば、中秋の名月。

ということで、今月は「月」をテーマに祝詞を考えました。


不安定な世の中にある皆様の、真の平和への祈りの一つひとつが、満月が満ちていくように世界を照らしますように、という願いを込めた祝詞となっています。


そのため今回は祝詞の中にちょっとした、おまじないを仕掛けています。

一から十五、さらに十六夜(いざよい)までの数字を順番に文の中に折り込み、十五夜に向かって一夜一夜少しずつ月が満ちていくようにと願いを込めました。

色を変えている部分を追いかけていくと十六夜までたどり着けますので、ぜひ祝詞の文を読んでみてください。


今回は一首のみ、和歌を引用しています。

 ”見る人に物のあはれをしらすれば 月やこの世の鏡なるらむ” ー 崇徳院

(眺める人に物の哀れとはどういうものかを知らせるので、月はこの世の鏡なのだろうか)


それでは今宵も良い月に出会えますように。



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